「ミニマリスト」になりたいんじゃない。家事をシンプルにして余白を多くの好きで埋めたい。

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「物を減らしたい」とずっと思っています。

カメの歩みのような速度で断捨離を続けていますが、それと同じくらいのスピードで物が増えていくので、いたちごっこのような状況です。

本当はもっと本棚に余白が欲しいけど、余白を作ると子供がそこに物を突っ込む!

「ここぬぐるみのお家にする~」とか。

何か作るのが趣味なんだけど、作る=物が増える。

だから作るのも躊躇してた。

お気に入りのものに囲まれて暮らしたい。

ただ、私と子供のお気に入りは違う。

「また買える物は捨ててもいい」という考え方もあるけれど、お金だって限りがある。
簡単に物を捨てる姿勢を子どもに見せるのもいかがなものか。

今までかなりの数の断捨離本・ミニマリスト本を読んできました。

今では私の物に関してはだいぶ減ってきた。
食器やなんかもいい感じの量。

でも、子供の物が多いので、ミニマリスト的な感じな家ではない。

がらんとした、余白たっぷりの、掃除がしやすそうな、最低限のものに囲まれた暮らし。

でも、それって本当に私のしたい暮らしなのかな?


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物を減らしたい理由

物を減らしたいのは、災害時に物に押しつぶされて死にたくないから

実家がかなりの物であふれかえっていて、あそこにいる時に地震には会いたくないなと思っている。

でも、あれだけ物があれば、いざ被災しても家が無事なら1カ月くらい余裕で暮らせそう


「物が多すぎていざ使う時に行方不明」というのも嫌だ。

全てのものが2ステップくらいで取り出せるのが理想。

視界に余計なノイズを入れたくない。

家事や作業の量は物の量に比例していくのだから、物を減らしていきたいというのもある。

物は少なく持ちたい。

だからミニマリストになりたいと思ってたんだけど、最近なんか違うかなと思い始めた。

我が家の物の総量は過半数が子どもの

我が家の物は、ほとんどが子供の物です。

クラフトが好きだから、廃材や毛糸、ビーズといった素材が大量にある。

おままごとキッチンもあるし、本もたくさん、おもちゃもたくさん。

服も私以上に持っている。

おもちゃなんて一年に一回使うか使わないかみたいなのばかり。

学校も忙しいし、おもちゃを使う時間もめっきり減った。

赤ちゃん用の絵本も開くことなんてほぼない。

それでも「絶対に処分したくない」と言う。

全部思い出のある大事な物だから、子供にとっては今それらを処分するタイミングではないんだろう。

ミニマリスト的な暮らしは理想だけど、子供や家族がいたらよっぽど価値観の一致する一家でない限り誰かが我慢しないと実現は厳しい。

ボロボロのぬいぐるみをリメイクして気づいたこと

子どもが赤ちゃんの時から一緒の大きいクマのぬいぐるみがある。

上に乗っかったり引っ張ったり振り回したりして8年間遊んできた結果、生地は伸びきってボロボロ

何度も破れて縫い直してて、ちょっと遊んだらすぐ新たな裂け目が生地に出来る状態。

もうこれは寿命だから処分しても罰は当たらないし、断捨離的には「捨て」なんだけど子供は言う。

「絶対捨てたくない!でも友達に見られるのは恥ずかしいから隠しとく」

すみっコぐらしのクマ工場長の映画の影響もあるんだろう。

それで物に押しつぶされて押し入れに詰められてた。



押し入れに押し込められた姿の方が何だかかわいそうで、提案してみた。

「このまま押しつぶされてたらクマは痛いんじゃない?
それなら、無事な生地の部分を切り取ってミニクマにリメイクして、他のぬいぐるみと一緒に遊べた方がクマも喜ぶんじゃない?」

今まで「絶対に捨てない」と主張していた子供も、押しつぶされたクマを改めて見て可哀そうと思ったみたいでOKが出た。

作ってみたら手のひらサイズになったのを見て子供はすごく喜んでいた。

ついでにクマに入ってた綿を他のへたってるぬいぐるみに移し替えたら、新品みたいになった。

それまでの大きいクマは抜け殻になったけど、リメイクしたやつ&綿を移植したやつに思い出が移ったようで、すんなり抜け殻は処分。

それで気が付いた。

私がしたい暮らしってこういう感じだな、と。

ピッタリな言葉が見つからないけれど、そんな感じがいい。

私も子供も無理なく嬉しい感じがいい。

なんかすごくwin-winな暮らしがしたい。

物を捨てず、家事がシンプルな暮らしを目指す

Image by congerdesign from Pixabay

今断捨離で一番困っているのは洋服

メルカリでも全然売れないし、かといって捨てるのも惜しい(思い出があるから)。

子どもが気に入っていたけどもう小さいワンピースを、スカートにリメイクして余った生地でぬいぐるみの服を作った。

子ども大喜び。

もう着れないフワフワした服でハロウィンの衣装も作ってみた。

めちゃ喜んでくれた。

捨てるんじゃなく、活かすんだったらハサミを入れても罪悪感もない

「本当は捨てたくない」がこれ以上物が減らない原因。

もちろん明らかなゴミなら捨てられます。

今の自分に不要な物を収納して管理することほど無駄なことはない。

物が少ないととっても楽。

でも、捨てられないのには理由がきっとある。
ミニマムに暮らすんじゃなく、ちょっと無駄のある暮らしの方が向いているような気もする。


私がミニマルにしたいのは「料理・掃除・物の管理の手間」をシンプルにすること。

それ以外の部分はあまりこだわる必要はないのかもしれません。
子供と笑顔でいられるような物の循環をしたい。

何を捨てようじゃなく、何に使えるかを考えたい。

そのものの寿命を使い切った後だったら、心残りなくすっきり捨てられる。

だから「1日1捨て」の考え方がどうしてもしっくり来なかったんだな。



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