念願の正社員内定!なのに気乗りしない謎【ホメオスタシスの乗り越え方】

日々の暮らし

シングルマザーが3カ月間転職活動をした結果、やっと念願の内定をいただくことが出来ました!

情報収集、求人の閲覧、問い合わせ、面接といった転職に関わる事をすること=日頃の趣味みたいになっちゃったところでの内定。

嬉しいはずなのに、不安の方が大きい。

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内定をもらったというのに謎の気持ちの落ち込み

こんな自分をウェルカムしてくれて、職場も風邪通しの良い素敵そうなところ。

しかも希望していた職種で母子家庭であることを気にせず雇ってもらえた。

社長も朗らかな優しそうな方です。

もったいないくらいこの上なく理想の職場。

「この面接がうまくいかなければ転職はしばらく様子を見よう」と思ってたところでの内定でした。

今気持ちが落ち込んでいるのはなぜだろう。

辞退してしまいたい気持ちでいっぱいです。

「転職活動がうまくいかない」と悩んでいたはずで、内定をもらえた時は正直ほっとしました。

しかし想像していたほど嬉しくはないのです。

内定貰ったのに嬉しくない気持ちの理由

内定をもらったら終わりでないことを知っているから

新卒時代はリーマンショック後の不況でコロナショック後の今みたいに厳しい就活状況でした。

「あなたを物に例えると何になりますか」

「宇宙食に持って行くとしたら何を選びますか、その理由は?」

みたいなあほらしい奇抜な質問が流行った頃で、奇をてらった謎の質問・集団面接全盛期。

(今はあまりなさそう)

その頃って内定をもらえただけで飛び上がるほど嬉しくて、「自分を認めてもらえた!」みたいな気持ちでした。

でも今はその先を知っている。

内定をもらったら終わりではなく、スタートです。

新しい職場に慣れていく必要があって、おそらく初めの頃の自分なんて使い物になんてならない。

人間関係も新しくなる。

その頃の変化に伴うストレスを知っている。

ホメオスタシスが働いている

人間の脳は基本的に「習慣」が大好きです。

別の言い方をすれば恒常性=ホメオスタシス

人間にとっていつも通りが安全だから、その状態を崩さないよう無意識で調整してくれる。

身体的側面のみでなく、精神的側面でもこのホメオスタシスは働きます。

よって、急激な変化は人間にとって大きなストレスになる。

想像するだけでストレスになる。

変化しないこと・現状維持を選択する方が楽なのは、人間の体・精神機構にホメオスタシス(恒常性)の機能が備わっているからです。

就職というのは大きく自分の生活が変わります。

その変わる未来を想像して受けるストレスから逃れたくて、気分が落ち込んでいくのでしょう。

逃げたい気持ちの乗り越え方

今の落ち込みを乗り越えるには「新しいストレス(変化のストレス)に慣れる」しかありません。

かといって急激な変化だと慣れるまでに余裕がなくなって逃げ出したくなってしまう。

だから「緩やかに変化する作戦」をとっています

スモールステップを設定する

内定が出てからは生活リズムを転職先の勤務時間に合わせることにしました。

変化を緩やかにして、ホメオスタシスの対象をゆっくり移行していく。

私だけでなく保育園に通う子供にとっても変化が緩やかになるように。

保育園の「慣らし保育」と同じです。

また、お弁当を持参することになるのを見越し昼ご飯におにぎりを作って食べ始めました。

(今までは自宅に戻って食べていたため)

タイムスケジュールも書き出して、時間の使い方を考えています。

勤務のイメトレも開始。

マイナスなイメージではなく、プラスのイメージで描いています。

ほっとくとすぐマイナスな未来を思いえがいてしまうからね。

まだ勤務は開始していないけれど、保育園に預けた後に職場まで往復してみたり。

やはり何度も行くと、通うイメージは出来てきました。

ちょっとずつ、小さなことを一つずつでいいから慣れていけたらいいかな。

勤務を開始して3カ月耐えればそれが日常になっているはず。

もし今「変化に対する恐怖心」から内定を辞退してしまったら、3カ月後の自分はきっと後悔するでしょう。

ホメオスタシスが維持したがる環境を今の状態から未来の自分の日常にシフトしていけたら、急な変化を与えることに比べたら楽になるはずです。

今やる事だけに集中する

余計なことを考えて不安になり、逃げたい気持ちでいっぱいにいなる。

だから今やる事だけに集中します。

転職先に着ていく服も揃えないといけないし、私の場合は引っ越しについても考えないといけません。

友人にも誕生日プレゼントを買いにいきたい。

不用品の処分もしたい。

そういう「今やる事」だけを考えて実行するのは新しい仕事が始まってからでも同じこと。

「上手くいかなかったらどうしよう」は勤務が始まってから考えたらいい。

職務内容も一つずつ覚えていって、慣れていくしかないんです。

何を不安に思っているか書き出して、その不安が現実になる確率を書き添えると冷静になれます。

もし確率が高そうなら対処を考えて覚悟を決めていくしかない。

きっと、人間なのでそのうち慣れる。

慣れると思ってやっていくしかない。

実際やってみてどうしても無理だったら、またその時に考えよう。

ゆっくり変化することを目標にした

急に変化してもストレスがかかって余裕がなくなるだけ。

勤務開始までの多少の時間を使って、新しい生活にシフトしていくことをお勧めします。

そうこうしているうちに気持ちも落ち着いてきて、変化する未来へ向けていい気持で向かえるように。

ホメオスタシスと適応: 恒 (ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ)

追記

その後1年経って慣れも出てきて気持ちはかなり楽になりましたが、転職後半年間はブログ放置する程度には辛かったです……↓

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コメント

  1. 通りすがり より:

    こちらの記事が、私の今の気持ちと寸分違わず同じだったので驚きました。不安な気持ちが消えない中、「人間は習慣が好きなので、早めに習慣化しておけば大丈夫」という情報に「なるほど」と目からウロコです。気持ちが楽になりました。
    こちらのブログに出会えて良かったです(*_ _)