今の職場に就職してからもうすぐ1年が経とうとしています。
去年の今頃はコロナ禍の中での転職活動、しかも母子家庭。
何社か受けた末、勤務時間・場所的に去年の自分的に理想だった職場に無事就職することができた。
そこからなんとか慣れようと必死にやってきた。
気づけば1年近くが過ぎようとしています。
転職してからここ1年の心理面の変遷
正直とても辛かったのが最近楽になってきたので振り返ってみました。
研修中は心理状態最悪
研修中の3ヶ月間は正直地獄のようなキツさでした。
資格を生かした仕事についたとはいえ、何もわからず覚えることも多い。
毎日迷惑をかけに行っていたようなもの。
辞めたくてたまらない。
「とりあえず毎日職場に行く!」を目標に、出社し無事退社出来ればそれで良しとしていた。
慣れるのを目標に↓

保育園→職場
職場→保育
そんなリズムを構築していくだけで精一杯。
ブログももちろん放置。
3ヶ月〜半年。辞めたくてたまらない
母子家庭で私一人が稼ぎ手。
究極を言えばだから辞められなかっただけです。
仕事はそれなりに楽しく、やりがいもあり、人間関係も安定していました。
それでも毎日が辛くて、憂鬱で、そうするとミスも増えて余計辞めたくなる。
悪循環です。
しかも研修が明けていたので「もう研修中じゃないのにこんな事もできない」と自分で自分を責めて余計にミスるループに入ってしまう。
踏ん張れたのは娘のおかげ。
毎日大人の都合で一番遅くまで保育園で待っていてくれて頑張る姿を見ていたら、私が逃げ出す・投げ出すなんて出来ませんでした。
それでも、人としゃべるのも億劫で昼休憩はできるだけ一人になりたくてボーッとして気持ちを回復してた頃。
半年〜1年。急に楽になり、いい感じ肩の力が抜けてきた
半年を過ぎた頃から急に楽になりました。
仕事が楽しいなんて思い始めています。
意見も言えるようになり、職場のシステムに思うところも出てきた。
仲良く会話してくれる人とお話するのもリフレッシュできて楽しいです。
そんな風に職場の人達と関われるようになったのは元コミュ障の私にとって大きな変化。
なぜあんなに辛かったのか
「意見を出して」がプレッシャーだった
就職してからずっと言われていたのが「意見を出して」です。
意見も何も、入社数日の人間に何を求めているんだと思っていました。
仕事の全体像も掴めず、職場の暗黙のルールも知らず、やたら意見を求められしぼり出した意見(改善案)はスルーされる。
慣れない作業を覚えるだけで必死だった中「これはもっと早く出来るはず」と言われるのも焦りしかなかった。
今入社してきたばかりの方々も「もっと早く!」を言われているのを見ると、焦らせてもいいことないのになと思う。
ミスが増えるだけだし、無能力感を植え付けるだけな気がしてしまう。
ただ、今になって考えれば私は30歳過ぎていて、それを雇ったということは「教育がある程度省ける人材」という認識だったのかなとも思うのです。
新しい環境に慣れるに必死で気が回らなかったけれど、もう少し上手くやれたんじゃないかと反省点も今では見えてきた分、やっぱりだいぶ職場にも慣れてきているのでしょうね。
出来上がっている集団(コミュニティ)に入っていくのは辛い
もうすでに人間関係が出来ている中に入っていって自分の居場所を作るというのは辛い作業です。
疎外感を感じたり、自分がうまく出せなかったり。
たくさんいる同僚たちの性格もわからず、手探りのコミュニケーションから始まります。
私は集団の中では一人でいるのが好きなので、コミュニティというものはどちらかといえば苦手。
友達といる時間もいいけど一人時間もほしい人間です。
今となってはいつの間にか職場の中で自分の居場所と呼べるような人間関係が出来ていました。
おしゃべりも楽しく、まさにストレス発散になっています。
新しい環境は人間にとってストレス
それがたとえワクワクするようなことでも、とびっきり楽しいことでも、人間にとって新しい環境はストレスです。
結婚も、引っ越しも、旅行も、どれだけ楽しかろうがストレスを感じる生き物なんですよね、人間は。
中でも人生が動くようなものは特に。
だから転職は自分で意識していなくても心理的にとても負荷がかかるんじゃないかと思う。
「転職後3ヶ月は、その負荷によって実力も何も出せなくて当然じゃないか」と自分を擁護してもバチは当たらないんじゃないかな。
辞めないためにとった対策
辞めたくて会社に入ったわけじゃない。
だから極力辞めずに済むよう対策を取っていました。
マイルストーンを置く
近い未来にご褒美のマイルストーンを置いていました。
具体的には↓
・毎月の給料日
・有給が取れるようになる日
・仕事以外の友人と会う日
・連休
・保育園の行事
・お花見や個人的なイベント
・ずっと欲しかったものを買う日
などなど。
上記のことを手帳に書いて、目立つようマークしていました。
「とりあえずこの日までがんばろう」
それを繰り返してこの1年やってきた。
マラソンを走るときに「あの電柱まで頑張ろう」「次の曲がり角まで頑張ろう」とやるような感じで。
マイルストーンを置くならば、なるべく近い日で(一月の間に2〜3個置く感じで)やっていくといい感じに辛さを隠しつつ進んでいけます。
仕事面での不安を明確にして対策
私は特定の業務に関してかなり不安があって、それに関わらなければならない日は不安と無能感で押しつぶされそうでした。
すんごいストレスだった。
だからその業務を一通り自身を持ってできるよう、何度も復習しイメトレ。
「あの人ならこの業務ではミスしない」というイメージを持たれるくらいまでになろうと決めました。
未だにたまにミスしますが、当初と比べれば対応出来るようになってきています。
対応できるようになるのと比例して、その業務に関わるストレスも減ってきた。
「この業務or仕事にまつわることが不安・不満」
ということを書き出して、一番ストレスの源になっていることをクリアにしていく作業をたまにしています。
書き出すととんでもない量出てくる。
あと2年位したらあまり書き出せないようになるのでしょうか……。
最強の手段はやはり「慣れ」
「この職場に来るのが当たり前」
「この仕事をするのが当たり前」
そうなればある程度の仕事は脳が自動化してやってくれるからかなり楽。
現に、職場での朝のルーティンなんかは何も考えなくても進められている。
その分他の仕事のことを考える時間に当てられるようになった。
仕事面ではまだまだ改善しなければならない点が自分自身にたくさんあるので、これからもっと仕事が出来るようになっていけたらなと思う。
自分にとっての働くモチベーションは何か?
私にとっての最強のモチベーション。
「娘に働く親の姿をちゃんと見せたい」
「母子家庭だからといって娘を貧困にしたくない」
「自分の稼いだお金で娘の体験の機会を増やしたい」
だから働くのを辞めることはあと20年ほどはないでしょう。
できるだけ収入アップを目指すべく、学び続けていきたい。
子供がいない頃は、仕事なんて辛いだけでした。
モチベーションも何もなかったので。
何でもいいから自分にとって働くことの意味づけが出来ると、辛さも乗り越えていけるのかなと思う。
ということで、次の1年もマイルストーン置きまくって頑張っていきます。
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