今まで切りきざむ要員だった折り紙が、ようやく「折り紙」として遊ばれ始めました。

手先もどんどん器用になっていたこの頃、とつぜんアプちゃん(3歳)が「折り紙教えて」と言い出した。
これ見よがしに楽しく目の前で動物たちを色々折ってきた効果が出たのかもしれないな。
折り紙上達のコツ&始めるタイミング
折り紙を上手に折るには
- 角を合わせる
- 線を合わせる
- 折り目をきちんと折る
ことが必要。
勿論最初からうまくは出来ません。
折ったのに上手く折り目が付かずに紙が開いてきてしまうなら、「折り目にぎゅっとアイロンしてごらん」等声をかける。
意識して続けるうちになんなく出来るようになっていく。
親が出来ることは↓
- 多少ぐちゃぐちゃな作品でもダメ出しばかりしない
- できたこと・上達した面を自信を持てるように伝える
- あと一歩の面(コツ)を意識できるよう声かけ
- 興味がないのに無理にやらせない
- 親も楽しむ
あたりではないでしょうか。
折ることに興味がないうちは、我が家のアプちゃんのように切り刻むでも丸めておままごとの食材にするでもいいと思う。
切り刻むのだって、それはそれでいい手の運動になるしね。

折り紙に日常で触れていれば、そのうち「折ってみたい」と言う気持ちが芽生えてくるかもしれない。
タイミングは子供任せ。
やっぱり「やってみたいな」と子供が感じた時に「やってみよう!」と言えるのがベストですよね。
折り紙ハマりはじめの子供におすすめな折り紙
- 「できた!」を味わってほしいのでレベルに合ったやつ
- 遊べるやつ
- 折り方の工程が少ない(覚えやすい)やつ
その辺を意識して教えたら、ぐんぐん折り紙ワールドに引き込まれて行っています。
おすすめはこのあたり↓
折り紙で「コップ」
折り方も簡単。
多少角がずれていても大丈夫。
しかも、実際に水を入れて遊べます。
色とりどりのコップを一緒に作って水道で遊びました。
すぐに「しなしな~」となってしまうので、いくつかストックを作ってからやるといいです。
忙しい時に折り紙コップで家の中の植物に水やりをしてもらうと時間が稼げるかつ本人も楽しめる。
バケツに水をためてそこから大きいスプーンで折り紙コップの中に水を入れる
↓
折り紙コップで植物に水を上げる
をしてもらうと大喜びでした。
(こぼしてもいいようにシンクでやってもらった)

「かぶと」⇔「金魚」
ちょっと折るのに時間がかかりますが、手順自体は簡単なので折り紙初心者の幼児でも案外折れちゃう。
しかもちょっと凝った感じに見えるからか、ぐちゃっとしたかぶとでも子供はご満悦です。
一生懸命折ったんだもんね。
折り方を覚えてからはかぶとばかり折っていて、周りに折り方を教えて回ったり大量のかぶとを雪のように降らせて遊んでいます。
何よりかぶとは金魚へメタモルフォーゼするので面白い。
(しっぽのない金魚ですが)
金魚をいっぱい作って壁に貼って泳がせるのも楽しそう。
紙飛行機
ある程度角を合わせて折れるのなら、紙飛行機がおすすめ。
紙飛行機レースをしてもいいし、それぞれの紙飛行機に絵を描いてから紙飛行機をとばして任意の絵を探すゲームをしてもいい。
折り方も簡単。
チューリップ
三角に折って端を折り返すだけ。
顔を書けばネコにもなっちゃう。
耳を細くすればウサギにもなる。
お花畑でもミニ動物園でも作れます。
折り紙ができるとこんな場面で効果的
ただ折るだけで楽しい折り紙ですが、嬉しい効果付き。
スマホに頼らない時間つぶしができる
折り紙で遊べるようになると、外出時の時間つぶしの幅が広がる。
個人的にできるだけスマホで時間つぶしはさせたくない。
(スマホはどうしようもない時に最終手段にとっておきたいから)
折り紙自体かさばるものでもないので鞄に忍ばせて携帯できる。
飲食店の待ち時間や遠出の電車の座席でも折れる。
折り紙を忘れても、お店のペーパーナフキンや何かの包み紙で折り紙ができる。
「スマホがないと時間が潰せない」という風になって欲しくないので、折り紙は助かります。
指先・脳の訓練になる
折り紙を思い通り折るには手先の力のコントロールが上手く出来る必要がある。
鉛筆を持つにもお箸を持つにも手先の力のコントロールが必要。
うまく手先が使えるようになると、ほかの細かい作業も上手に力を抜いて出来るようになっていきます。
また、折り紙は先を想像しながら折っていく遊び。
想像を形にする訓練になる。
レゴでも実感したけど、「想像を形にする遊び」を取り入れると他の遊びのクオリティや幅がぐんと上がります。

「出来なかったことを少し頑張ったら出来た」という経験をつむことで根気や自信も育むことが出来る。
楽しく遊びながら自分の持つ機能を働かせて伸ばすことが出来る。
最初からうまく折れる必要なんてない
私は大人げなく「大人が折り図を見て作る比較的高度な折り紙」を折ってアプちゃんに見せている。
プレゼントすると「ママすごすぎ!!」と言って目をキラキラさせてその辺に飾ってくれます。
(といっても、折り図がないと何も折れない。想像で作れる人はすごい才能だと思う。)
「ママも3歳のときは簡単なのしか折れなかったんだよ」と伝えている。
取っておいたアプちゃんの1週間前の作品を見せたら、今の方が上達していることに嬉しそうだった。
「誰だって最初は初心者」だということを子供に実感してほしい。
何事も最初からうまくやる必要なんてない。
「少しずつ、楽しんでやってたら気付いたら上達してた」くらいがいい。
「できた!」「上手くいかなかった。なんでだろう」という両方の体験を積んでいってほしい。
明日もたくさん遊んで学んでいってほしいです。
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