今アマゾンプライムビデオで「金色のガッシュベル!!」を視聴中。
アプちゃん(3歳)と見ていて、本人はOPとギャグシーンが気に入っているらしい。
私は毎話ごとに主題歌の「カサブタ」が胸に刺さりすぎる。
あの曲を聴くだけで何か言い表せない気持ちになるんだよね。
「カサブタ」の歌詞が刺さりすぎるのはなぜ
当時子供だった私はリアルタイムでガッシュを視聴していなかった。
というか、いつ放送してるのかすら知らなかった。
漫画の存在は知ってたけど。
流行ってたはずなのになんで知らなかったのか悔やみます。
当時この曲を聞いてみたかった!
大人になってから聞く「カサブタ」は心をえぐる言葉の連続です。
これが刺さるということは大人になったということなのか。
はたまた、いつまでも大人になりきれていないということなのかもしれないですね。
愛とか夢とか理想について
明日へ続く坂道の途中で
すれ違う大人たちはつぶやくのさ
愛とか夢とか理想も分かるけど
目の前の現実はそんなに甘くないって
「カサブタ」より
子供の頃(と言うか今でも)、周りの大人に言われていたのはまさに上記のようなこと。
「現実は厳しい」ということばかり。
「理想は捨てろ、世間に出たらそんなの通用しない」ということばかり。
(な気がする)
「愛や夢や理想を大切にしろ」だなんて誰も教えてくれなかった。
でも大人になって心底実感したのは、それらがないと生きていてもつまらないという現実でした。
確かに現実は厳しくて、思い通りになんてめったに運びません。
日常は急に変わるし信じたものが崩れる体験だってしてきた。
それでも娘に出会って教えられたことは「愛や夢や理想」だったんだから皮肉です。
娘が大人になっていく中でそれらを捨てろとは微塵も思わない。
もし夢が砕けても理想を手にできなくても、現実の中で新たな夢や理想を見つけてそこに向かって進んでいく。
愛や夢や理想、そして現実をバランスよく心の中に収めることが大人になっていくということではないでしょうか。
私はそうありたいと思っています。
「大人になった」という感覚はいつやってくるのか
私はもう30歳を超えていますが果たして自分は大人なのか。
傍から見れば子供もいて仕事もしていて、普通に大人の人間でしょう。
役所で色んな手続きをしたり、契約をしたりできる。
実感としてあるのは、年々傷つくことが怖くなくなってきていること。
考えすぎて失敗や傷つくことが怖くて何もできなかった頃を想えば、今はやりたいことをやることが出来ている。
鈍感になっているのでしょうね。
10代の頃と比べ物にならないくらい自己肯定感が上がっている。
だから昔より生きやすくなってきている。
昨日より一つ成長したいと思って生きているけれど、この先自分のことを立派に大人だと認められる日は来るのか。
シワシワばあさんになっても来ない気がする。
といってももう自分は子供じゃない。
みんなそうなんじゃないか。
だからこんなにもたくさんに人の心にあの「カサブタ」が刺さるのかもしれない。
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