我が家の3歳児アプちゃんは食事にとにかく時間がかかる。
しっかり噛んでいるのは偉いんだけど、ぼーっとしたりおしゃべりしたり、お皿の中身をつついて野菜で福笑いしていたり。
福笑いして「見てー」と言ってくるのは可愛いんだけど……
基本的に食事を食べるのにかかる時間は1時間。
外食ではもっと気が散るからか、2時間は見とかないと食事が終わらないとか地味に困ってました。
(追記2020.4.14 保育園に行き始めた途端、悩んで手を尽くしてた食事時間問題は即解決しました↓)
実際にご飯を食べている時間は短いんだけどなぁ……
できたら30分くらいで食べ終わってくれたらなぁ……
そしたらお風呂ももう少し早く入れるし、朝も出かけるときに余裕が持てるし
そんなことを悶々と考えた末、砂時計を導入してみたよ!
今まで食べるのが遅かった理由
色々手は尽くしていたものの……
もちろん気が散らない様にテレビはつけていない。
手が止まっている時間が長ければ促していたし、好きな物オンリーでご飯を作ったりもしてみた。
夕飯時に差し支えないようなおやつの量も気を付けていた。
手を尽くしていた。
それでも1時間かかるのが我が家の食事風景のデフォだった。
「時計の針がここまで来るまでに食べよう」といってもまだよく分からないみたい。
しっかり噛んではいるし、怒るのもなんか違うよなぁと思いつつ急いでいる時はどうしても「早くして~」という言葉が口をついてしまうんだよね。
幼児の時間の感覚は大人と違う
そんなある日、アプちゃんの食事風景を観察していて気づきました。
もしかして、ぼーっとしていたりお皿をつついている時間はアプちゃんにとって一瞬なんじゃないか?
ちょっとだけ、一瞬だけご飯中に楽しいこと(空想など)して「よし、続きを食べよう!」と思ったら親に「だらだら食べない!もうすぐ1時間経つよ」と言われる。
ちゃんと食べているのに……。
ぼーっとしてたのなんて一瞬じゃないの!!怒
心中そんな感じなんじゃないかと思い至りました。
ほら、楽しいことしてる時間って一瞬だから。
時間を視覚化するために砂時計を購入
お皿をつついたりおしゃべりに夢中になっているうちに時間が自分の想定を超えて進んでいるというのを、視覚的にアプちゃんにも分かりやすく出来ないか?
きっと今まで一瞬だと思っていた時間が結構な時間だったと視覚的に分かればビックリするのでは。
時間の概念が分かりやすくなるのでは。
そう考えた時に思い浮かんだのは砂時計。
食事だし、30分の長さの砂時計があればいい。
砂時計の入手場所
さっそくホームセンターをはしごして見に行くも、どこも売っていませんでした。
百均にも30分の砂時計はなし。(もっと探せばあったかも?)
アマゾンを見てみたら30分どころか色んな長さの時間で売ってたので、やっぱりこういうのはネット通販が強いですね。
色々見ていたら1分・3分・5分・10分・15分・30分の砂時計セットを発見!
当面必要なのは30分だけなんだけど、セットで買うと安かった(2000円ちょい)ので買っちゃいました。
インテリア的におしゃれなのと迷ったけど、ガンガン毎日使いたいし安さ重視で。
口コミに「砂が途中で止まる」というのがあったから若干不安だったけど、私が買ったのは止まることなく全部ちゃんと落ちてくれます。
時間は測っていないけど、安い砂時計だし数秒程度の誤差はあるかもしれない。
そもそも用途が「だいたい30分の長さが視覚的に分かればいい」というものなので、一分一秒までの正確さを求めてはいないし充分です。
(1秒単位での正確さを求める方は、安い砂時計は買わない方が無難だと思う。)
砂時計の商品ページの口コミ読んでたら、みんな子供の食事の長さで悩んでいるんだなぁ(そしてやっぱり砂時計を思いついているんだなぁ)。
皆さんお疲れ様です。
届いた砂時計の使い心地
状態をチェックしてみると……
一つだけ謎に傷だらけだったり↓
これまた一つだけボンドらしき汚れが一部ついていたり↓
人にプレゼントできるような感じではなかったです。
ちゃんとチェックして出荷してるのかな……。
個人的には「これ売っていいレベルじゃないでしょ」と正直思っちゃいました。
けど「自宅用に安い砂時計が欲しい」という動機だったので、まぁいいかな。
砂の落ちる感じはイイですよ。
机にずらっと並べていると心躍ります(状態が綺麗だったらなお良かった)。
砂時計の効果!食事が30分で終わるようになりつつある
「砂時計っていう面白いのが家に来るよ~」と告知していたので、届いて商品チェックして写真撮ってからアプちゃんが満足するまで一通り砂時計で遊ばせ、いざ食事。
「この砂が全部落ちたら30分の時間が過ぎる」
「30分といえば、プリキュア一回分と同じくらいだね」
「砂が落ちきるまでに食べ終わるのが目標(でも食べ終われなくても大丈夫)」
という事を説明した後、食事開始とともに砂時計を目の前でひっくり返し机の上へ。
なんと初回から大成功、30分で無事食べ終わりました。
その後も順調に約30分で食べ終わっています。
朝お出かけするときに家を出るのもスムーズになって嬉しいです。
食べ終わる前にタイムオーバーしてしまった時は、まだ食べるか残すか自分で決めてくれる。
食事タイムが平和になりました。
少しでも日常で「早くして~!」と言ってしまうのを減らしたかったから大成功!
砂時計のその他の使い途
せっかくセットで買った砂時計。
30分の他の砂時計も活用中。
作業の区切りに
「パソコンは30分に一回休憩する」と決めているので、パソコンをする前に30分の砂時計をセット。
(集中してて気が付かない時は30分超えちゃうけど)
休憩も5分もしくは10分の砂時計で測ってリフレッシュ。
家計簿をつける・日記を書く等、それぞれその時のかかりそうな時間に合わせて1~30分の砂時計を活用しています。
スマホでネット見るときも砂時計。
際限なく時間を使ってしまうのがマシになってきました。
残り時間が砂の量で分かるのは大人でもわかりやすい。
時計の読めない子供へ待ち時間の目安に
やることがあるのにアプちゃんの「一緒に遊んで!」攻撃が凄い時には、待っていてほしい時間の砂時計を渡して「これの砂が全部落ちるまで時間がほしい」と交渉。
交渉成立すると、砂が落ちるまでは一人遊びしてくれて、砂が落ちると速攻で呼びに来てくれます。
書類を書いている時など、5分待っていてくれるだけで本当に助かる。
いままで「ちょっと待ってね」と言っていたけど、その「ちょっと」がどれくらいか子供側には分からなかったはず。
だからソワソワして待てなかったんだよね。
最近では砂時計の色と時間を覚えてきたため、自分で砂時計を選んで持って行きます。
紅茶を飲むときや料理をする時も使えそう……と思いつつ、キッチンとは離れた部屋に置いているので実行していません。
料理中はもっぱらアレクサに時間を計ってもらっています。
時間の感覚も学習していくもの
結構悩んでいた食事の時間問題が砂時計をセットするだけで解決して嬉しい限り。
長すぎるアプちゃんの食事時間を30分くらいにしたかっただけだったのが、だらけた大人の私も砂時計によって時間感覚を修正できつつあります。
子供の無自覚なダラダラ食べにお悩みでしたら、砂時計作戦は試す価値あり。
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