卵から育てたナミアゲハが巣立って行きました【観察日記】

子供のいる暮らし

梅雨直前のある日、ミカンの葉にアゲハの卵を発見しました。

久しぶりに見たチョウの卵

その葉の持ち主の了解を得たので、家に連れ帰って飼ってみることにした。

幸い食草となるミカンの葉っぱには困らない環境。

飢えさせることはなさそう。

「チョウの羽化を目の前で見てみたい」と夢が膨らむ。

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卵から孵化。アゲハの赤ちゃんは黒い

卵のついた葉っぱを取ってきて2日目の朝、一匹の黒いゲジゲジした幼虫が生まれました。

彼らは自分の入っていた卵や脱皮した皮を食べるので、食べているところが見たい。

そう思って眺めていたけど全然動かない。

幼虫って小さいうちは思ったほど動かないし食べない。

あまりにも動かないので他のことをしているうちに自分の卵の殻を食べ終わっていました。

もっと葉っぱを一心不乱に食べるのは緑の幼虫になってから。

一応毎日新鮮な葉に取り換えていました。

葉(枝)の根元に濡らしたコットンやティッシュを巻き、ラップで包んでおくと葉が長持ちします。

花屋で買う花束も根元に濡らしたペーパー×その上にホイルの包みで長持ちさせてくれてあるけど、あんな感じで。

黒から緑へ。ポケモンでみたやつ

少なくとも幼虫が黒いうちはそんなに食欲旺盛ではないのですね。

何度か脱皮を繰り返して大きい黒い幼虫になり、最後の脱皮で緑の幼虫(終齢幼虫)になりました。

カワイイ
口元に目があるよ

ポケモンのキャタピラーをかぶって歩いている風にしか見えない。


脱皮の兆候

幼虫が2~3日同じ場所から動かずじっとしていたら脱皮する合図です。

頭をよく見ると少し皮が持ち上がっているのが分かります。

最初は若干気持ち悪かった幼虫。

しかし毎日お世話をしていると可愛く思えてくる。

終齢幼虫の暮らし

勇気を出して触ってみました。

ふわふわして気持ち良かった。

でも持ち上げようとすると暴荒れるし、しっかりと枝にしがみついていました。

結構力強くてためらうほど。

生きてるなぁ、命だなぁと感じます。

しつこく背中を触っていたら臭い触覚を出しました!

(シャッターチャンスは逃しました。)

オレンジ色で、腐ったミカンの香り。くさい……

さすが毎日みかんの葉っぱを食べているだけある。

終齢幼虫になった途端、日に日に食欲がやばくて葉っぱを補充するスピードが格段に上がります。

「シャクシャク……」と食べる音までしっかり聞こえる。

黒い幼虫の時からフンの量はすごかったけど、ミドリちゃんになったらフンのサイズも大きくて量も多くて掃除したそばからまたウンチ。

でも汚い環境だとアゲハも病気になっちゃうからね。

飼育ケースを掃除するときにミドリちゃんを外の風に当てると嬉しそうに動き始める。

自然が恋しいんだろうか。

(びっくりしてるだけかも?)

ちなみに、みかんしか食べていないアゲハ幼虫のフンは漢方薬に使われるらしい……

お茶にもなるらしい……

そこまでの勇気はないため、フンは全て捨てゴミ箱へ。

小さい飼育ケースは縦に使うと良い

ヤクルトの空き容器をちょうどいいサイズにカットして、それに水を入れみかんの枝を挿しました。

容器の底は飼育ケースとテープで軽く固定して動かないようにしてあります。

水の中に幼虫がうっかり落っこちないよう、コットンで隙間を埋めました。

飼育ケースを縦に使うと様子が見やすい。

長い枝も入れられる。

蓋を開けといてもしっかりみかんの枝につかまっていて脱走しないため、アプちゃんがお絵かきする時もふたを外して目の前に置いて観察させてあげられてよかった。

さなぎになる場所を求めてさまよう。蛹化の観察

下痢のようなフンをしたらさなぎになる合図らしいと知り、毎日チェックしていた。

ある日の休日、アプちゃんのおやつの準備をしようとしたら、アプちゃんが「アオムシがたいへん!」と。

噂の下痢をしていた

ケースの中を激しく動き回る終齢幼虫。

アゲハってこんなに早いスピードで動けるんだなぁ。

今までのっそりのっそり動いていたのが嘘のようです。

段ボールの中に入れて、段ボールの壁にてサナギになってもらうことにしました。

念のため割りばしを45度の角度で固定
ケースから速攻で出てきた

観察できるよう、段ボールの空いてる部分を空気穴をあけたラップで覆いました。

無事に段ボールの壁で前蛹化。

器用に体を縮めることに成功

アゲハの前蛹なんて見るのはじめて。

数字の「7」みたいなポーズで縮こまってて、さっきまで丸々太ってたのがどうやったらこうなるのか不思議しかありません。

そこから21時ごろに最後の脱皮をし、さなぎになりました。

娘を寝かしつけいる隙に蛹化

14時半ごろに下痢をし、21時にはサナギ。

長丁場。

下痢の中にはチョウになるのに不要な消化器官などが入っているそうです。

チョウチョになったら要らない内臓を全て出し切るのだそう。

サナギになりたては緑色。

翌朝見たら茶色い立派なさなぎになっていました。

サナギ~羽化

サナギの観察がしやすいよう、サナギがくっついている段ボールの壁を切り取って飼育ケースに入れました。

これで羽化したときに狭くて羽を伸ばせないというハプニングは起きないはず。

子供の頃は知らなかったけれど、サナギって動くんだよね。

去年育てたツマグロヒョウモン・モンシロチョウもサナギは動いていた。

終齢幼虫の時も、体の中にはチョウの目や吻といったパーツが作られているらしい。

サナギになるとドロドロに体が解けますが、それらのパーツは残っていて再構成されるようです。

(生物図鑑に書いてあった。)

サナギになって10日目。

サナギが見るからにパンパンになって模様も透けていた。

地面に対して垂直にさなぎになっていたのにナナメに傾いている。

「これは羽化するはず!アプちゃんに羽化を見せられる!」

と喜んでいたら、のんびりお皿を洗ったりしてる間に羽化してました(笑)

蛹化も羽化も決定的な場面は一切見せてくれないシャイなやつ……。

それにしてもアゲハって綺麗ですね。

無事に外へ旅立って行きました。



アゲハの巣立ち。生き物観察は楽しい

あんな小さな数ミリの卵だったのが、立派なチョウになりました。

不思議な感覚。

毎日見ていると、小さい青虫でも可愛くなってしまう。

巣立ちが少し寂しかったです。

アゲハの成虫は2週間の命。

その間にたくさん飛んで無事に色んな景色を見て欲しい。

ですが自然界は厳しいので、鳥に食べられたりもあるのでしょう。

生き物を見ていると、大人でも感じる部分がたくさんある。

こどもならなおさらでしょう。

3歳児とアゲハ蝶

アプちゃんが興味を示さなかった「はらぺこあおむし」の絵本に急に食いつくようになりました。

英語でもよめるはらぺこあおむし

「サナギになって何日もねむるのです」

「きれいなちょうになりました」

絵本の中のストーリーを目の前で時間の経過とともに実際に見ていたんだもんね。

毎日飼育ケースに向かって「おはよう」といい、変化があれば興奮気味に伝えてくれていた。

そもそも卵を見つけたのもアプちゃん。

チョウを育てたことがいい経験になってくれたらいいな。

次は何を育てよう。


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