現在小学3年生の娘は、赤ちゃんの頃から寝ない子どもでした。
寝ない幼児期を過ごし、ショートスリーパー気味の小学生になりました。
睡眠のために出来ることは片っ端から全てやり、効果は出ても一時的だったり、そもそもなんの意味もなかったり。
「最近いい感じに寝れてる!」と喜んでたらまた逆戻りするを繰り返してきました。
あまりに寝ないから心配で小児科や保育園に相談したこともありますが、元気で健康だったので「個人差でしょう、大丈夫」と。
そんな乳幼児期を過ごし、その後どうなったか?
21時にベッドへ行けるようになったのは、小学校1年生の頃。
私が横にいて寝かしつけなくても寝られるようになったのは、小学校2年生の頃。
未だに一人で寝られない日もちょいちょいあるものの、気が付けばだいぶ楽になってきた。
「寝ない子は寝ない」と割り切ること
親として睡眠の大事さを理解しているから、必死に寝かせようとする。
でも、寝てくれない。
努力や子供へのアプローチは継続しつつ、「寝ない子は寝ないのだ」「寝るというスキルがかなり苦手な子なのだ」と割り切ることも必要なように思う。
寝ないことに対して怒鳴り散らすより、いったん受け入れて解決策を片っ端から淡々と試す方がよっぽどいい。
どっちみち怒られて興奮した状態じゃ子どもは寝れないし、安心して体の力抜けないと寝れないのは大人も一緒ですもんね。
数々のアプローチは意味があったのか?
同じアプローチをしても、時と場合・子供の成長具合によって効果があったりなかったりする。
だから諦めることなく、子供が寝られるようになるまで試す努力は継続する必要がある。
その時は意味がなかったアプローチでも、もう一度試すと上手く言ったりするから。
今まで試してきたこと
就寝環境を整えるのは基本中の基本、温度・湿度・照明・音はかなり気を配ってきました。
夕方以降はデジタルは見ない暮らしだし、20時には照明を抑えて電球色に切り替え。
メラトニンの材料はタンパク質だから、栄養には気を付けていた。
入園前もたくさん外で遊び、入園後ももちろん保育園で運動をしていた。
「疲れたら夜寝る」というのは、半分ホントで半分は外れていると思います。
体を動かす量に比例して体力が付き、ますます寝なくなるパターンがあり、うちはまさにこれだった。
昼寝もしない子どもですが、保育園ではお昼寝タイムがありました。
保育園での昼寝の時間は、布団に横になって同じように寝ないタイプのお友達と布団にもぐってウフフと見つめ合って無言で遊んだり、想像の世界で遊んでいたらしい。
水遊びで疲れたりして稀にお昼寝してきた日は、夜いつまでたっても寝付けず困り果てたなぁ。
よく言われる「就寝前のルーティン」は、我が家は全く意味がありませんでした。
ご飯食べてお風呂に入って……という生活習慣的なルーティンはもちろんあったけど、絵本を読めば、もっと読みたくて逆に寝たがらないっていう。
ひとつ効果があったのは、出来るだけ今日に対する心残りを解消してあげることでした。

他は全て焼け石に水でした。
でも、無意味とは思っていない。
その時は焼け石に水でも、いつそれが効果を持つかはその時が来ないと分からないからです。
どうしても対策できなくて、最も睡眠に影響を与えてしまっていたであろうこと
仕事を終え保育園にお迎えに行き帰宅すると、19時です。
そこから夜ご飯を用意し、20時にお風呂。
21時就寝を目指していたので全くゆっくりする時間がありませんでした。
体の深部体温が下がると人間は眠気を感じるから、就寝2時間前にはお風呂を済ませたかった。
胃に食べ物が残っていると睡眠の質が下がるから、これまた2時間前には夜ご飯を食べ終わりたかった。
でも、フルで働き19時にやっと帰宅できる状態では無理なんです。
お風呂から出るのが20時30分として、その2時間後は22時30分。
幼児が寝るに遅すぎる。
ホントはもっと早くお迎えに行き、家でのんびり過ごさせてあげたかった。
幼児期は23時になっても何しても寝てくれない日が続くことがあって、すごく悩んでいた。
平日私と遊ぶ時間がなさ過ぎて、夜いつまでも一緒に遊びたがる。
帰宅時間が早くて19時しか無理だったことが、何を試しても中々寝てくれなかった一番の理由だと今では感じています。
そして、とても後悔している。
幼児・小学生の理想睡眠時間は11時間ほど
個人差はあるものの、だいたい11時間前後、小学生では最低9時間は確保したい。
今では21時に布団に入り、7時に自然に起きてきます。
約10時間睡眠を安定して取れるようになって安心しています。
が、保育園時代は本当に心配だった。
「子供の睡眠時間が短い」「理想の睡眠時間は11時間」と定期的にニュースで流れる。
原因はタブレットやスマホの普及、親の生活リズムに引っ張られる、学習塾に通う影響等言われます。
が、仕事により一番の原因は親の帰宅時間がどうしても遅くなることなんじゃないでしょうか。
「子供の睡眠時間の短さは親のせい」とも言われる。
外を遅くまで連れまわす、子供が練る部屋で親がテレビつけっぱなしで見る等、改善の余地がありまくりの場合、親って言われても仕方ない部分もある。
長く働いて帰宅が遅いしわ寄せが子供に行く。その場合も、親のせいではあるのです。
でも同時にそれは社会のせいでもある。
親だけ責めていても、子供の睡眠時間は増えない。
子どもを睡眠不足にしたい親なんていないから、みんな工夫してすり減らして努力している。
技術が発達して、昔は1日かけてやっていた仕事が1時間で終わるようになっているのに、どうして労働拘束時間は減らないのか不思議でならないし納得がいかない。
社会人がもっと時間にゆとりをもって働く仕組みが日本にできれば、少子化なんて一気に解決するんじゃないかとずっと思ってる。
これでもう一人子供がいたら、とてもじゃないけど私の場合、心に余裕なんて持てないと思っています。
乳幼児期に寝ない子どもだったことの弊害は?

昼寝する姿がレアな赤ちゃん・幼児でしたが、成長した現在、特に弊害はありません。
健康そのもので、虫歯もなし視力よし。
多動もなし。
元気に遊び、お目目もキラキラしています。
身長・体重ともに平均範囲内。集中力もある方。
昔からあまり寝ていないのに朝はスッと起きて「ママあそぼ」と言ってくる子供なので、どういう仕組みで寝なくても平気だったのかよく分かりません。
小学校に入り刺激が増えたことで、スムーズに入眠するようになりました。
しかし、今でも夜中の3時に起きて「ママあそぼ」と言ってくる恐怖の日がある。
そんな日でも昼寝しなくても平気らしい。
もしかしてショートスリーパーなのかなぁ、と心の片隅でちょっとだけ思っています。
コメント