親に言われる「この子は○○だ」という言葉って呪いみたいだよね

子育てから学んだこと

アプちゃんを育てる中でかなり気を付けていることがある。

大人の雑談中に本人の目の前で、

「この子は大人しくて自己主張が出来なくて」

「引っ込み思案で、社交的な○○ちゃんが羨ましい」

「○○が苦手で」

というタイプの言葉を絶対に口にしないということ。

親の決めつけで、本来は違っても本人が「自分は○○だ」って思い込んでしまうから。

頻繁に自分に対するマイナスな要素を親が言うのを聞いていたら、子供にそう刷り込んでいくと思うから。

それって呪いみたいだなと思う。

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耳から入る情報の力

普段浴びる言葉のシャワーが与える効果って絶大だと思う。

大人だって、頻繁に「お前は○○だ」と言われ続けたら「そうなのかもしれない」ってなる。

大人でもそうなんだから、幼児なんてなおさら。

言葉に引きずられて、「自分はこうなんだ」という周りの評価に沿って成長していってしまう。

確かに生まれつき大人しい性格の子もいるかもしれない。

でももし、ホントはそうじゃないのに周りがそういうからという理由で「自分は大人しいんだ」と思い込みさらに大人しくなっていくという循環に陥らせてしまっていたら。

そういうのって呪いです。

だから、性格を断定する言葉は極力使わない方がいいと思っています。

解くのには、大人になってから本人に多大な努力を強いるから。

私たちの世代(子育て世代)は、そのことを身をもって知っている人が多いのではないかな。

謙遜は自分のことだけにする。勝手に子供を貶めない

ほかの家の子を褒めるときに自分の子を落とす必要はないよね。

自分の子供が褒められたときに「そんなことないんです、こんな悪い部分があるんです」なんて子供の前で子供を否定する必要なんてない。

未だに覚えてるけど、自分が小学生の時に「サチちゃんは可愛い顔立ちですね」とお友達のお母さんが褒めてくれたことがあった。

そのときの母の反応は「全然、もっと可愛い顔だったら本人も幸せだったと思うんだけど」というもの。

子供心にショックすぎて忘れられません(笑)

今なら笑えるけど、当時は泣きたいくらいショックだった。

(親にくらいはせめて可愛いって言われたい子供心)

一度や二度じゃなく、何度もそういうことがあると、「私は親から見ても可愛くないんだ」「可愛くないから○○しないようにしよう」と。

今思えば論理の飛躍。でもその後ホントにおしゃれは辞めた

性格のすべてを親の言葉のせいとは思いません。

それでも、親は子供の心の成長に計り知れない影響を与えるのは事実だと感じている。

子供が本気で傷ついたときは誰にも言えないことも知っている。

だから親が言葉に気を付けるに越したことはない。

(気を付けていても言ってしまうのなら、気を付けなければもっと当たり前に子供を謙遜してしまうと思う。)

親であっても子供を貶める権利はないんだから。


どうせ呪いがかかってしまうのなら

親からの何かしらの呪い・縛りは「どうしてもかかってしまうもの」なのかもしれない。

それなら、

あなたは素敵な子だ

世界一可愛い宝物

そういう言葉をたくさんかけてあげたい。

自分に自信が持てる言葉をたくさんかけてあげたい。

褒めるのが上手い人の真似をしていきたい

保育の場で先生が、アプちゃんの前でこんなことを言ってくれました。


「アプちゃんはちゃんと挨拶ができて素敵ですね。」

「自分からおともだちに”入れて!”って自然に輪に入れるし、楽しいことを自分で見つけられます」

「お片付けも率先してしてくれて、頑張り屋さんですね」


凄く嬉しかった。

子供を褒められたのが嬉しいというのももちろんある。

アプちゃん自身も嬉しかったようでニヤニヤしてた。

でもそれだけじゃなく、「子供の前で子供に伝わる言葉で、本人の目の前で褒めてくれたこと」が嬉しかった。

私も誰かをそういう風に褒められるようになりたい。

もし大人になった今も呪いに苦しんでいるなら

呪いをかけてくる人から距離を置いて、自分にたくさん言葉をかけてあげてください。

鏡を見て「今日も可愛い」

挑戦をしたら「勇気を出して、よく頑張った!」

なんでもいいから、ノートに書いても声に出すでも手段はどういう風でもいい。

自分のプラスの面を言葉にして自分に伝えてください。

「今日もちゃんと日常を送ったなんてスバラシイ」とか。

自分が本当は誰かに言われたかった言葉を自分に届けてほしい。

なんならアレクサに「ほめて」というとほめてくれますよ。

「センスがいいですね!」とか言ってくれるのでなんか照れる)

昔は自分のことを自分で貶してばかりでした。

自尊心どん底の状態から、赤ちゃんだったアプちゃんが寄せてくれた信頼&自分の努力によって自分をちゃんと信頼できるようになりました。

だからこそ、子供に足かせになるような言葉のシャワーを浴びせない親でいたい。

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