コロナで保育園登園自粛中だったとき、生活に潤いが欲しくて始めたミニトマト栽培。
3歳娘アプちゃんと一緒にお世話をしてきました。
主に私でなくアプちゃんがお世話係だったため育て方は超ズボラ。
3歳でも出来る範囲でしかお世話をしていません。
うちの両親に「ミニトマトって育てるの難しいんだよ?3歳で育てられるわけない」と何度も言われることにうんざりしつつも一緒に育ててきた苗。
結局、甘くて美味しいミニトマトが出来ました!
土づくり適当、水やりもたまに
何かの植物を植えていた鉢に残っていた土をそのまま使いました!
前に植えていた物の根っこがたくさん入っているし、雑草も生え放題。
取りあえず雑草を抜き、土を適当にスコップでほぐし、苗を植えました。
(前の植物の根は取るのめんどくさいからそのまま放置。)
植えた後は水をたっぷり、鉢底から流れ出るくらいの水やり。
その後は水やり毎日してません。
適当に気が向いて時間がある時していただけ。
大き目の鉢だし、ある程度の保水力はあるだろうと。
トマトはアメリカ大陸の乾燥地帯がふるさと。
だから乾燥に強く湿気に弱い。
トマトを家庭栽培するときに一番失敗するのが「水のやりすぎ」による根腐れと聞いたので、水は毎日やらないスパルタ栽培にしてみたよ。
雑草も気が向いたら抜く。
アブラムシも放置。
肥料・栄養剤もあげてません。
たまに存在を忘れて、3日ほど水やりをやらなかったりもしました。
基本ズボラでもこれだけは徹底
水やりは毎日やらないけど、1回の量をたっぷりやる
お水を上げるときは毎回、鉢底から「これでもか!」と流れ出るほどにたっぷりあげました。
根腐れが心配と言えど、水がなければ植物は生きていけません。
大き目の鉢に入れている土に水分がいきわたるよう、たくさんあげました。
そのおかげか、上記のように3日ほど水やりをしなくても大丈夫だった。
小さい鉢で育てるのなら、水やりは毎日やったほうがいいかもしれない。
ちなみに鉢に植え付け後に初めて水をやって以降しばらくは、トマトの根を伸ばさせるために水やりを控えめにした方がいいらしいです。
一本仕立てにする
「一本仕立て」とは、わき目を全て摘み取って横ではなく上へどんどん伸びさせること。
余計な部分へ栄養を使わせないのが目的です。
そのため支柱をたてて、ひもでトマトを優しく誘導します。
8の字になるようにゆるく結ぶといいですよ。
気付くとすぐ伸びているから、伸びた上の部分をまた誘導する。
横へ広がらないようにわき目を摘み取る。
(はさみでなく手でプチっとちぎって大丈夫)
見つけたらわき目が小さいうちにちぎって捨てればOK。
わき目を摘むときは雨の降らない日にやるといいです。
摘み取った部分に雨が当たると病気になりやすいから。
また、基本的に雨に当たらない軒下で育てた方が病気になりにくいです。
(雨で跳ね返った泥が葉に着くと病気の元になる)
丈夫な苗を買う
トマトの苗を買いに行くと、安いスタンダードな苗orちょっとお高いいい苗がある。
私は「病気に強い苗」を買いました。
丈夫そうだから。
安い苗は手がかかる。
せっせと様子を見てあげないといけない。
いい苗を買っておくと元が丈夫なため多少手が抜けて楽です。
けれど、長雨続きの時に一度だけ葉っぱが病気になりました。
その葉っぱは全部取っちゃったけど、元気に育っています。
病気っぽい葉(白とか変な色の明らかに変な葉)を見つけたら即摘み取ると、被害の広がりが最小限で済みます。
自家製トマト、普通に甘くて美味しかった
苗ひとつだけだと量が摂れないため日々の食事をすべて賄う事はできません。
だから赤くなった身はおやつor特別なサラダとして食べています。
自分で育てたミニトマト。
さぞや皮が固くて青臭いんだろう……
そう思ってたのを裏切られる形、とっても甘かった。
太陽の光をたくさんあびて育った、甘くて美味しいトマトでした。
適当に育てても、ポイントさえ押さえれば大丈夫。
美味しいトマトが3歳でも育てられます。
(ガチの農家さんからみたら「そんなのトマト栽培じゃない!」と思われそうですが。)
初めて自分で育てたトマトを食べたのがよっぽど嬉しかったようで、保育園で先生やお友達に自慢していました。
ちゃんと肥料をあげたりしたらもっと実が成ったりするのでしょうが、めんどくさいのでこの育て方で個人的には充分。
収穫し終わった実の下の葉っぱは切って大丈夫
もう役目を終えた葉らしいので、切ってしまって大丈夫です。
その葉っぱが栄養を送る実はもう食べてしまっているので。
(収穫した実より上の葉はまだ要ります)
それを繰り返したら上だけしか茂ってない不格好なミニトマトになるんだろうな……
というか今現在トマトが上へ上へ伸びすぎて、どこまで伸びるのかとビビっています。
自然界の縮図を見る
アゲハを育てていた時もそうだけど虫や植物を観察するのは面白い。
トマトにアブラムシが寄ってきて増えて「うわぁ」と思っていたら、どこからともなくテントウムシがやってきた。
気が付くとアブラムシは一匹残らずいなくなっている。
エリック・カールの「ごきげんななめのてんとうむし」のようです。
花が咲いたと思ったらそれがゆっくり実になって、しかも赤くなる。
そして美味しい。
縄文時代に生まれていたら人生とても楽しかったんじゃないかと思う。
満天の星を見て、焚火をして、ドングリ拾ったりフルーツ取ってきたり魚釣りしたり。
そういう暮らしはまた同時に自然界の脅威もありますが。
もう少し早く自分がこういうの好きだと気付いていたら、きっと違う学校へ行って違う人生を歩んでいたんじゃないかな。
それはそれで面白かったかもな。
そんなことを考えたミニトマト栽培でした。
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