先日アプちゃんと初避難訓練をしました。
いつ大地震が来るか分からないしね。
一番長い時間を過ごす自宅での安全行動を3歳の娘と一緒に確認!
(結果、遊びの延長での避難訓練になりました)
安全な場所を部屋ごとに決める
持ち出しリュックや備蓄は気を使ってきたけど、避難訓練は今までしてこなかった。

激震がきたら大人でもパニックになる。
そんな時に考えなくてもすぐ行動に移せるよう、安全な場所を一緒に確認しました。
とはいえ、我が家は同居両親の物&それを収納している棚が多すぎて安全な場所がかなり少ない。
アプちゃんと私の使っている部屋はできるだけ危ない物(背の高い棚等)を置かないようにしているため、無難に机の下やクローゼットの中等に隠れて身を守れそう。
けれどそれ以外の自宅は正直安心して隠れられる場所がない!
本当は「強い揺れに備えてくださいのアラームが鳴ったら即隠れる場所」を部屋ごとに決めたかったんだけど……
棚の倒れてこない場所がマジでなさすぎて決められませんでした。
同居家族の私物を勝手に処分したり動かすわけにいかないし困るところ。
(両親は「断捨離する」と決意しては熱がすぐ冷めるタイプなため物が増える一方。)
大地震が来た時のことを思うと不安でなりません。
本音を言えば、全員の命を守るためにもやたらある棚を減らしてほしい!!

とはいえ急に物は減らないため↓
「常に置いてある簡易ソファ(軽くて丈夫)をひっくり返して三角形のテント型にしてそこに入る」
「トイレのそばにいたらトイレに逃げ込む」
「お風呂場の傍にいた時はお風呂場に逃げる(物の多さ的に部屋より安全だから)」
みたいな感じで、いくつかの比較的安全な身の守り場所を決めました。
アラームが鳴った時の行動の練習
小さい地震は何度か経験しているため「地震=揺れる」は知っているアプちゃん。
しかし大きい揺れは経験していない&まだ3歳という事もあって、「地震が怖い」という感覚は薄いみたいです。
(地震のアラームは怖いらしいけど)
とりあえず隠れられる場所を一緒に確認してから、私が口でアラームを真似してどんな行動をとるか見てみることに。
そしたら一番遠い部屋(私たちの部屋)まで走っていって、机の下に入っていく……。
そうだよね、ここが一番安全だと思ってたらここまで頑張って行ってしまうよね。
なので第1回避難訓練in自宅の目標を決めました。
目標は↓
- 自分が今いる場所から一番近い安全スポットに入ること
- 何でもいいから近くにある頭を守れそうなものを頭に乗せること
(私が傍にいない前提で。)
3歳が選ぶ「頭を守るもの」
アラームが鳴らずに急に揺れたらとりあえず頭を守って欲しい。
「頭を守れそう=物が当たっても痛くなさそう」なものを自分のいる場所の近くで探してみようと言ってアプちゃんが選んでくれたもの。↓
- クッション
- 大きいぬいぐるみ
- 座布団
- 絵本
- 枕
- タオル
- 空箱
など。
色々考えてくれて、しかも私の分も持ってきてくれた。
優しい。
とりあえず「頭を守るもの」については自分で考えられているようで一安心です。
ヘルメットを複数個置けたら一番いいんだけどね。
アプちゃんのは自転車用ヘルメットがあるとはいえ、置いてあるのは玄関。
家の中にもう一つあってもいいかもしれない。
大人用は一つもないため、たためるヘルメットが欲しいところ。
ずっと迷ってるけどまだ買っていません。
アラームが鳴ったら身を守れる場所に隠れて欲しい!けど……
何度練習してみても、遠めな私たちの部屋&トイレに走っていくアプちゃん。
そんな姿も可愛いんだけど、走っている途中に揺れ始めたらと思うと気が気じゃない。
彼女の中で「揺れても安全」なイメージがあるのはこの二つ、「トイレ」or「自分の部屋」なんでしょう。
迷って身を守れる場所へ隠れられなくなるくらいなら、ダッシュで安全な場所へ向かえる方がマシなのかもしれない。
その他の部分は私の今後の課題としました。
かくれんぼは案外、幼児の防災に役に立つ?
アプちゃんはかくれんぼが大好き。
最初の頃は隠れている場所に私が近づくとクスクス笑っていてバレバレだったのが、最近では隠れ場所と同化していて見つけられないこともしばしば。
せまい部屋なのに完璧な隠れようです。

かくれんぼって、限られた範囲で限られた時間内に身をひそめる場所を判断しないといけないですよね。
一度隠れたら見つかるまで隠れ場所は変えられない。
それっていざアラームが鳴った時の防災行動に役立つ気がする。
「かくれんぼと身を守る行動」は、「隠れる動機と場所選び」が違うだけじゃない?
「見つかりにくい場所」か「物が直撃しない場所」かの違い。
こう、「防災かくれんぼ」みたいな感じで遊びで鍛えられたら、離れた自室にダッシュで隠れに行くのではなく近くで防災行動を取れるにならないかな。
やっぱり、地震の怖さを知らないと遊びの延長でしかない
自分が子供の頃、学校での避難訓練は楽しかった。
放送で知らされたら友だちとワイワイ言いながら机の下に隠れ、「”おはし”らしいよ~」とコソコソ言いながらぞろぞろみんなで校庭へ出る。
(「おはし」=「押さない、走らない、しゃべらない」)
普通に遊び感覚でした。
アプちゃんもそんな感じなんだと思う。
「ママ!グラグラして~!!(←疑似地震やっての意)」と言って嬉しそうにいそいそと部屋へ走っていく。
いまいち本気感が出ません。
ただ可愛いだけです。
まぁ初めての避難訓練なので、「頭を守ること・倒れるものの側にいないこと」を覚えてくれただけで大成功。
私自身も地震の怖さを本当に知ったのは東日本大震災のときです。
それまでは震度4くらいなら「またか」くらいの感覚でした。
揺れてる動画を見せようかとも思うけど、トラウマになって余計に地震時に行動を取れなくなったらという心配もあり。
幼児に地震の怖さを言葉だけで伝えるのはなかなか難しいですね。
自宅で避難訓練は意味がある
大地震に遭遇しないのが一番だけど、日本に住む限りそうはいかない。
半分お遊びですが、今日はお散歩中に
「公園で地震が来たらどうしたらいい?」
「あの建物(空き家)はボロボロだけど崩れるかな」
等聞かれまくりました。
3歳の今は頭の片隅に「揺れたら身を守る」と知っていてくれたら今はいいかな。
しっかり自分の身を守れるよう、定期的に一緒に自宅避難訓練をしていこうと思います。
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