千葉の台風災害や東日本の河川氾濫による洪水被害で出た大量の災害ごみ。
ニュースを見ていると思うのは、やはり物は必要最小限がいいなということ。
災害ごみが出るのは避けられません。
ただ、少しでもいつか被災するかもしれない自分の手間を減らすための対策は出来る。
自分で管理できる物の範囲をそれぞれが把握しておく必要性が今後ますます強まっていくんだろうなと感じています。
物が多いと生じる災害時の余計な手間
せっかく備蓄していても非常時にそれらがさっと出せなければ意味がない。
奥にしまい込んでいたり、雪崩を起こした大量の物の下敷きになってしまったり、物が多いと必要なものにたどり着くまでの時間がかかる。
非常時の精神状態で余計な手間がかかるって、ただでさえ少ない心の余裕がもっと少なくなってしまうのではないかな。
「物があればいざと言う時に使える」は事実でしょう。
ただ、それらがきちんと安全に、すぐ取り出せる状態で保管されている場合に限る。
一旦災害が起きてしまえば、持ち出せなかったものの多くがゴミになってしまう可能性が高い。
報道されている災害ごみの山やその行く末を見ると、災害が起こる前から対処することも大切だと感じます。
対策していなくても必ず災害ごみは発生するのだから。
少しでも各家庭が不要物を減らしておくことは減災に重要じゃないかな。
捨てられるものは平常時に早く処分しておいた方がいい
昔は無料で物が捨てられたかもしれないけれど、今は捨てること事体にお金がかかる。
今後もっと捨てづらい仕組みになっていくのではないでしょうか。
「捨てるのはいつでもできる」というけれど、災害が起きてしまえば物を処分するのは非常に難しくなる。
なさ過ぎても困るから。「自分の管理できる範囲」を把握しよう
洋服にしろ、靴にしろ、食器にしろ、思い出せない物は使わない。
「持っているだけ」で満足している物は手放した方が心も楽。
かといって「下着は3枚、冬のトップスも2枚」みたいな超ミニマルな状況で被災して1カ月自力で過ごさないといけなくなったらギリギリすぎてキツイ。
水を吸えば重くなる畳の部屋があってもいい。
それが生活に必要(使用している)ならば、箪笥が何竿あろうが靴が何足あろうがいいと思う。
把握できていて、必要ならいい。
断捨離の基準は自分の中に持つべきです。
ただ、物を多く持つならそれなりのリスクはついてくる(少なすぎても)と理解しておいた方がいい。
私には3歳の子供がいます。
「物をちゃんと処分していればしなかった怪我」は絶対にさせたくない。
ただでさえ怪我するリスクが発生するのに、物を固定してさえいれば防げたり、壁沿いを全て物で埋め尽くしてさえいなければ防げたような怪我に後悔したくありません。
大地震が起きた時に物が次々落ちてきたリ食器棚から皿が雪崩れてきたリしたら余計に怖い。
ただでさえ怖い災害時に、対策しとけばなかったはずの怖い思いなんてさせたくない。
水害が起きた時にライフジャケットの位置が分からなかったり荷造りが遅れて逃げ遅れることはあってはならない。
自分だけならいいけど、子供がいてくれるからこそ断捨離には熱が入る。
子供が生まれてから災害が余計に怖くなったので、想い出も無くさないよう管理を見直しました。
自分の物は減らせても、同居家族の物は多い
私物を減らしたとしても、同居家族所有の棚やタンス、物が山ほどあったらどうしようもない。
自分のもの以外は強制的に処分するわけにはいかないからです……。
もし同居家族の物の総量がハンパなかったとしても、せめて寝ている時に物に押しつぶされない様自分の寝床周りだけは断捨離しておくことを推しておきます。
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