持ち物は昔から少ない方です。
というか、少ない方だと思ってました。
「もう捨てるものはないな」と感じてたとろこから今、かつてないほどの勢いで物を減らすことが出来ています。
ある夫の一言で離婚の決心が固まったからです。
夫の不倫を知っても暴言を吐かれても固まらなかった離婚の決心が、あるきっかけで固まりました。
きっかけは「今すぐひとりで出ていけ」と夫に怒鳴られたこと
昨年、夫が急に「出てけ」と怒鳴りはじめました。
舌を巻いて怒鳴られると、情けないけど正直とても怖くて震えがくるんですよね。
いつも思うけど、どうして結婚前にその姿を見せてくれなかったのか?
怒鳴られたときは動悸が激しくなって泣くしかできなかった。
「もしかしてこのまま力づくで外に締め出されて、子供とはそれっきり会えなくなるんじゃないか」と思うと恐怖しかなかった。
しかしその夜、何事もなかったかのように夫が話しかけてきました。
「まぁ、色々あるけど二人で乗り越えていこう」と。
その言葉を聞いたとたん、何かがすーっと冷めていきました。
怒鳴られたのは初めてではない、出てけと言われたのも初めてではない。
けれどその時は、糸が切れたかのように相手への気持ちが唐突に切れました。
夫の不倫や女性遊びが発覚したとき、不倫相手とともに私を馬鹿にしていたときも離婚をしなかったのはなぜか。
”かつて一番信用していた人”のことを、未だにあきらめきれていなかったから。
”子供の父親としての夫”を諦めきれていなかった。
それがその軽い「二人で乗り越えていこう」という言葉がきっかけで、少しだけ残っていた夫への期待や、情や、様々なものがサーッと無くなっていくのを感じました。
”もう少し私ががんばれば、不倫や怒鳴られることを我慢すればそうすれば子供から父親を奪わずに済む”
そう思ってたのが、つないでいた糸が切れる感じにぷつっと切れてしまった。
「感謝」がわいて「自分が本当に大切にしたい価値観」が見えたら、断捨離を一歩先に進めたくなった
私はこの人と離婚したいと思っている。
心底それを納得したらなぜか感謝が湧いてきました、まさかの夫への感謝。
もちろん、怒鳴られるのなんて嫌ですよ。
でも、確かに私も精神的に未熟だったんです。
自分の意見を伝える勇気もなく、自分の意見に価値はないと思っていて、そういう自分だからこそ不倫されていることにも全く気が付かなかったし足元に見られて当然だった。
過去志向で、もう変えようのないものばかりに執着していたから離婚出来なかった。
娘に会えたことで自己肯定感が爆上がりして未来志向になれましたが、娘に会えたのは間違いなく夫のおかげなんですよ。
なんというかうまく言えないけれど、「今までありがとう、でももう今の状態は辞めて次に進みたい」という気持ちでいっぱいになった。
もちろん、相手に対して感謝の気持ちオンリーなわけではありません。
どんな人生を送りたいのかを考えられるようになった
配偶者の不倫を経験するって、修行みたいだなと思う。
こんなに自分の考え方を変えさせる経験って苦しかったけれど貴重だったんだなと。
少し前の苦しみの中にいた自分に「その憎しみも悔しさもいつか感謝に変わるよ」なんていったら「きれいごと言うな」と返すでしょう。
自分でも今のこの心境は心の防衛反応なのか、病的なものなのか、精神的に成長できたからなのかよくわかりません。
それでもとても楽になって未来が考えられるようになった。
だから、人間の心理は不思議だなと思います。
感謝とともに、新たな人生に踏み出す準備をする決心が心の底からわきあがってきた。
だから断捨離ブーストが発動したんだと感じます。
そして”不倫する夫のいない人生”を考えたとき、私の本当に大切にしたい物がはっきりしてきた。
だから迷いなく”要不要”が判断できるようになりました。
まとめ:動機を明確にする
「断捨離するために捨てる」から「○○のために心の底からわいてくる力を使って断捨離する」へシフトしたらブーストしました。
私の場合、「未来で娘と新たに生きていくため」。
最終目標は段ボール2箱分(できたら持って行きたい物)+36Lのリュック(絶対何があっても持って行きたい物)にまで荷物を減らすこと。
なぜなら今後すぐにでも家を出なければならない時が来た時に少しの時間で限りなくベストに近い荷造りを出来るようにするため。
半年近く前からそのことを意識して断捨離を決行していました。
それに出来るだけ少ない荷物で新生活を始められたら、余計なこと(荷造り作業、荷ほどき作業、情に引きずられる時間等)にエネルギーを取られないで済むよね?
出来るだけ物を減らして準備していきたい。
(↓その後最小限の荷物で別居することが出来ました!この記事を書いたころに断捨離してたおかげ)
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