親を悩ます子供のトイトレ。
よその子の進み具合が気になったり、標準の発達ではどれくらいでトイレ成功するのかが気になったり。
正直少しでもスムーズに進んでほしいのが親心。
我が家の「トイトレの失敗」はイヤイヤ期から始まりました。
トイトレに悩んでここに来てくれたあなたに、我が家のトイトレの変遷が一助になりましたら幸いです。
イヤイヤ期までは順調だったトイトレ
イヤイヤ期(2歳過ぎ)まではかなり優秀なトイトレ達成度を誇っていた娘。
順調だった頃の変遷をまとめてみます。
0歳:「おしっこ」「うんち」という言葉が指すものは何かを覚えた
むつを外した時の解放感で赤ちゃんっておしっこしますよね。
おむつを替えるたびに、「おしっこでたね~」「お腹すっきりしたね~」「ナイスうんちだね~」といった調子で毎回毎回その言葉が指すものを伝え続けました。
これやってるお母さん多いんじゃない?
立派なトイトレの第一歩。
「まだ○カ月なのにそんなこと言っても分からない」と言われることもままあった。
でも、子供の発達っていきなり○月○日に言葉が理解できるようになるなんてものじゃないでしょ?
仮にそうだとして、その日がいつなのかなんて誰にも分からないでしょ?
それなら、「相手が言葉の分かる自分と同じ一人の人間」として扱う癖を赤子時代からつけた方が良いのではないかと思うのです。
言葉も教えられてプレ・トイトレもなんとなく出来るなら一石二鳥!
1歳:トイレのふたを閉めた状態で座れるように
自分で移動できるようになったころ、トイレに興味を持つ工夫を思いつく限り実行。
とりあえず興味を持たせる時期だと思ったので、トイレに冒険に行きたくなるような空気づくりを徹底。
- 娘がわくわくして入りたくなるような空間作り
- トイレにカワイイぬいぐるみ
- 娘がスリッパにご執心だったので、スリッパの子供サイズ(まだ履けないけど)を用意
- 私がトイレへ行くときはトイレがいかに楽しい場所であるか演出する小芝居。
- トイレから帰ってきたらものすごいすっきりするいい場所に行って来たような小芝居。
- トイレ系絵本を読む。
- トイレまで後追いしてくれるので、一緒にトイレに入ってみせる
まんまと”トイレは良い場所”と認識してくれたようなので、遊びの延長でトイレに座らせてみることに。
といっても子供便座もまだ買っていなかったし、ふたを閉じてイス状にしたトイレの上におむつも付けて服も着たまま座らせて
「ちー(←おしっこのこと)」
と言いながら楽しく遊んでました。
私がトイレ行くたびについてきて、便座に座らせられると「ちーーー」と言って満足する。
それが1歳のころ。
2歳目前:おむつをとって座れるように
お誕生日プレゼントで子供用の補助便座をいただきました。
コンビ ベビーレーベル 補助便座 ( レーベルイエロー )
そのころちょうど「なんだかおしっこの間隔も開いてきて一度にでる量が増えてきたな」と感じていた。
おむつだと一度の排尿で少し漏れちゃうくらいのおしっこ量の時が増えてきて、そろそろトイレでする訓練が必要かなと。
とりあえずおむつ脱がせて座らせてみる。
嫌がらないで座ってくれた!!!!
その日何回かそうやって座らせてみたものの、そんな簡単におしっこなんてでません。
ただ、「おむつぬいで便座に座る」という、人生で初めてのことに挑戦しているわけで、初めから上手くいく方がレアケースだと思うようにした。
そこに座れたことがとにかく嬉しかった。
1日大体2回くらい座らせてました。
連れてく時間は日によってバラバラ(機嫌がいい時を見計らって)。
2歳の誕生日を過ぎたころ:急におしっこ成功率があがる
ある日いつもと同じように座らせてみたところ……
ちょろ……っと出ましたよ!!
本人は「今のなに?」みたいな顔。
そこからはちょろっとだけ出たり出なかったりが続き、2歳1カ月あたりのお風呂前に結構な量のおしっこをすることに成功!!!
それ以来はとんとん拍子
お風呂前は定番で出るように
↓
朝イチもたくさん出ることを発見した娘が朝起きたら自分からトイレに行きたがるように
↓
タイミングさえ合えば上記以外でも出るように!
↓
2時間おきに行くと高確率で成功
↓
出る数秒前に本人が「でる!」と言ってくれる!
おしっこはトイレで毎回できるようになりつつある !
と娘が自分自身でどんどんステップアップしていきました。
トイトレって正直めんどくさいと思ってたけど、めちゃくちゃ楽しいじゃないか!!
……と思っていた時期はここで終了。
自我が強くなるにつれトイレに行ってくれなくなる
遊びに夢中な時は誘っても絶対トイレに行ってくれなくなったばかりか、「出る」も言わなくなりました。
「出ない!」「行かない!」「いや!」と言って直後におむつにする。
いや2時間以上おしっこしてないし、水分も結構摂ってたでしょと焦って便座に座らそうとしても、のけぞって座らせられずそうこうしているうちに漏らしてしまう。
約2時間おきにあの手この手を考えて連れて行こうとする努力はだいたい無駄に終わって、抱えてに連れて行ってみても暴れてしょうがなくて断念せざるを得ない。
一回のトイレにものすごい時間がかかる。
トイレに連れていくことだけが私のやることではないのに、一日中トイレに誘ってばかりな気がする。時間が過ぎていく。
イヤイヤ期で疲れている私も、トイレに誘うのが疲れてきて「まぁオムツ履いてるからいいか……」と諦めモードになる。
とどめは一週間私が高熱を出して寝込んだことでトイレに行く習慣がなくなってしまって、100パーセントおむつでするように。
打開策はパンツだった
トレパンマンも効かない、トレーニングパンツも汗で蒸れて肌が荒れて痛そうになってしまう。
だからいきなりだけど「普通の布パン(多層構造じゃないパンツ)」にしちゃいました。
私も子供も心のどこかで「おむつ履いてるから最悪トイレじゃなくてもいい」と思ってしまっていたと思う。
そしてパンツ売り場で「こういう可愛いパンツ履く?」と聞いたらのってきてくれたから。
はじめて娘が自分で選んで購入した普通のパンツをはいた日、案の定お漏らし。
足元水たまり。
びっくりした娘が「このパンツ変!!!パンツ穴開いてるのかもしれない!!!!!」と発言。
そうだよね。今までは「パンツの中でおしっこをしてもそこまで漏れない」のが普通だったんだもんね。
それから4日ほど毎日お漏らしの片づけばかりでしたが、
「大丈夫だよ、次はトイレで出来たらいい気分かもよ」
「おもちゃにおしっこかかっちゃったら大変だね、トイレでしてみたほうがいいかもしれないね」
等々伝え続けて5日。
トイレ習慣が復活!!!!
最初は声をかけたら遊び中でもトイレに行ってくれるようになっただけでなく、ほどなくして「おしっこ~!」と伝えられるようにもなりました(嬉)
おむつよりも可愛いパンツをはいていたいという気持ちも強いよう。
でもやっぱり今でも、機嫌が悪い時はあの手この手でトイレに誘います。
2歳10か月の現在、うんちとおねしょ以外は進んでトイレでしてくれる。
たまにトイレに行こうとして頑張った結果トイレまで我慢できずにお漏らししちゃうこともある。
でも娘が自分のペースでがんばっているのが伝わってくるから、その辺は見守っていきたい。
トイレは本能ではなく学習だからこそ
「トイレでおしっこ」は本能ではないからこそ、親が怒って行かせるものではなく子供の達成感や好奇心・自立心・自尊心等をくすぐって行かせられたらベターだと思っている。
トイトレ以外でも、それを念頭に置いて子供の気持ちを考えるように気を付けている。
余裕がない時はなかなかできないのだけど。
全然トイレ行ってくれない……そんなときの要因って
- 膀胱が発達していなくておしっこがまだ貯めておけない
- おしっこ出そうなのが上手く言葉にして伝えられない
- トイレが怖い
- とにかくイヤイヤ期
私は完璧な親ではないので、子供の気持ちが100%分かるわけではありません。
なんで泣いているのか、なんで嫌がっているのか分からない時だってある。
でも子供なりの理由がいつだってあるのです。
きっとそのうち、親がああでもないこうでもないしているうちに一人でトイレに行けるようになるんだろう。
たった2年前まで寝転がって泣くことしかできなかった子が歩いたり走ったり出来るようになってるのってすごい。
それと同じで、2年後には「おむつでしかおしっこできなかった子が立派に用が足せるようになった」と振り返る日が来るのかな。
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