最近調停離婚が成立したばかりの者です。
2歳の娘連れでの離婚でした。
調停離婚を経ての離婚だったので、今年は割と精神を消耗する夏を過ごしていました。
やっと調停が終わったので、解放感!満足感!新たなスタート!!
……のはずなのに
「何か」がおかしい。
離婚によるダメージは小さいと思っていた
苗字も戻り、新しいスタート。
もう元夫のことで日常的に悩むことはない!!!
ちょっとキツイ部分もあるけれど思ったほど辛くないし気持ちの落ち込みもないし、元夫との生活や調停を通じてメンタルが強くなっているのかな?
そう思っていたのだけれど。
落し物激増
調停が成立した日、この日の嬉しさをいつでも思い出せるようなアイテムが欲しくて、結婚時に一度も買わなかったアクセサリーを買おうとイヤリングを買った。
色も形も気に入った、一目ぼれイヤリング。
今後壊れるまで大切にしようと思っていた。
友人に会いに行く日に初めて身に付けたら、なんと待ち合わせ場所にたどり着くころにはありませんでした。
「きっとイヤリングが厄を引き受けてくれたんだ」と思うことにして泣く泣く自分を納得させてまた後日。
次はお気に入りの化粧品をどこかで落とす。
(鞄に入れていて、家に帰ったらなかった。)
なぜ落としたのか分からない。
また後日。
なぜかカメラのバッテリーを落とす。
バッテリーなんて落としようがないでしょ?なんで?
全部、どこで落としたのかいつ落としたのか全く分からない!
もう身の回りのものが神隠しにあってる気分。
離婚成立後に明らかに増加している落し物。
お気に入りばっかり落として自己嫌悪に陥っています。
元々落し物なんて全くしたことなかったんだけどなぁ。
不眠に苦しむ
別居直前の毎日暴言言われてたころも眠れませんでした。
今また眠れません。
一切眠れないわけではなく、途切れ切れの短時間睡眠。あと寝付けない。
暑さも相まって熱中症なのか睡眠不足からくるのか一日中なんだかぼーっとする。
車運転するのも怖いから一応運転前に少しでも仮眠をとるようにしています。
仮眠の時間取れない日もあるからきちんと眠りたいところ。
でも眠れなくて非常に困っている。
人と会うのが億劫
連絡をもらうと嬉しいし、親しい友人たちも外へ誘ってくれる。
でもなんだかとても億劫。
もともと外へ出るのは大好きだけど今はあまり出たくない。
頑張って出てみてもあり得ないほど疲れてしまう。
できるだけ気を遣わせないように、疲れた顔を見せないようにするのも疲れてしまう。
離婚について根掘り葉掘り聞いてくる人がいて疲れてしまう。
元気ならうまく流せるのだけど、今はそういう人と接する余裕がない。
離婚のストレス度合いの高さは心理学で証明されている
ライフイベントにおけるストレス刺激の度合いの強さをアメリカの社会生理学者ホームズとレイが表にしたものがあります。
「社会再適応評価尺度」(Homes & Rahe,1967)というもの。
以下に上位だけ載せてみます。
「配偶者との死別」のストレス度を100とするとこうなる。
度合いが高いほど、そのライフイベントを乗り越えるのに心理的な労力がかかる。
≪ライフイベント≫
- 配偶者の死別
- 離婚
- 別居
- 留置所の拘留
- 親しい家族の死
- 自分の病気・あるいは障害
- 結婚
- 失業
- 夫婦の和解
- 退職
- 家族の一員が健康を害する
- 妊娠
≪各ライフイベントごとのストレス度≫
- 100
- 73
- 65
- 63
- 63
- 53
- 50
- 47
- 45
- 45
- 40
- 40
離婚は配偶者の死に次ぐ2番目のストレス度。
これだけのストレス度から通常の心理状態に戻るには時間がかかる。
そして、この状態を抜け出すのに特効薬はありません。
休息をとり、自分の心にきちんと耳を傾け、心身がゆっくり回復してくるのを待つしかない。
ゆっくり回復してくる間に、その邪魔をしないよう気を付けるしかない。
結婚・妊娠と比べるとけた違いです、離婚によるストレスは。
もちろんすべての人にこの尺度が当てはまるわけではないですよ。
平均値だから。
それでも、離婚は一般的にこれだけ心理的ダメージを伴うもの。
そう知っているだけで、離婚したばかりの人がいま感じている「自分の心理状態がなにかおかしい」という状態が努力だけではどうにもならない理由があるのだと思うことができるのではないでしょうか。
辛いのだと認めることが、ストレス状態から抜け出すための第一歩です。
上記に載せなかったその他のストレス要因として↓
「15位/新しい仕事への再適用(ストレス度合い39)」
「19位/配偶者との論争の回数の変化(ストレス度合い35)」
「32位/住居が変わる(ストレス度合い20)」
「38位/睡眠習慣の変化(ストレス度合い16)」
このあたりも離婚直後のストレスとして上乗せされてくる。
半端ないですよ。
この表が作られた1967年から50年以上経って社会構造も変化している。
だからランキングもまた違ってきているとは思う。
ただ、離婚してみて初めて知りました。
離婚は辛い。
離婚したくて結婚した人はいないし、好きで離婚したわけではない。
「離婚と言う選択肢が幸せに一番近かった」という状態自体が、すでにストレスフルなもの。
もちろん離婚なんてしないでいられるのが一番良かった。
嘘が上手い人だと結婚前に見抜ければ、娘に余計な負担をかけずに済んだ。
でも、そんなことを言っていても過去は変わらない。
離婚前の状況から抜け出せた離婚自体を後悔してはいないのだから。
受け入れて進むために、自分の心理状態を見つめることはとても大切だと感じます。
離婚直後はダメージを負っていて当然
「私は強い、大丈夫」という思い込みは捨てた方がいい。
いくら強い人でも心は少なからず離婚のダメージを負っています。
今自分は辛いと認めることから新生活はスタートしていくのだと感じます。
だからみなさんもどうか自分の心を大切に。
関連記事元夫の不倫から立ち直れたのは、強制的に日常を回してくれた娘がいたから
コメント