私は子供の頃「クレヨンしんちゃん」が好きじゃなかった。
子供ながらにしんのすけのことを「全然しつけのされてない、意味不明な問題児」だと思ってた。
「あんな5歳児いる?」と。
でも今子育てをしていて納得しています。
あれは幼児のリアルな姿を描いたアニメだったのですね。
そして、子育てを経験したらいつの間にかしんのすけが可愛く思えるようになっていた。
女子だろうが、しんちゃんみたいな一面がある
我が家のアプちゃん(3歳)は「育てやすそう」と言われることが多いタイプ。
お姉さんに憧れていて、小さい子やぬいぐるみのお世話をするのが大好き。
プリンセスに興味津々の、ちょっとおしゃまなザ・女子です。
優しくて、頑張り屋さんで、元気いっぱいの可愛い子。
そんなアプちゃんでも、家でふと見せる様子が「クレヨンしんちゃん」。
(まんまクレヨンしんちゃんなワケではないですが。)
しかし、アプちゃんも昔の私と同じでクレヨンしんちゃんが苦手みたい。
クレヨンしんちゃんをつけていると「なんであの子変な事ばっかり言うのー!?」と言う。
そしてテレビを消す。
こういうところがそっくりだゾ!
横顔のシルエット
子育て世帯なら一度は思ったことがあるでしょう。
横顔、ホントにあの形だった(笑)
ほっぺが可愛いプクプク加減で、横から見ると独特のフォルム。
あれはああいう画風なのだとばかり思ってたが、事実でした。
お尻プリプリをする
しんのすけの必殺技「プリプリ」をアプちゃんも最近習得しました。
延々とやってる……。
クレヨンしんちゃんから学んだわけではなく自分で習得したようです。
外ではやらないからありがたい。
服もちゃんと着たまま。
ただ、ずっとなにかにつけ「ぷりぷり」言うのを聞いてると魔法でもかけられてる気分ですよ(笑)
(以前外で半分おしり出してプリプリしてた男児を見たことがある。お母さんが「またか……」みたいな顔をしてた。)
今かなりのプリプリブームみたいで、家にいると一日中ことあるごとに「プリプリー!!」「プリプリプリ!」と騒がしい。
一日でいったい私は何回のプリプリを聞いているんだろう……。
yesと言いたい時はいちいちお尻を振って「プリまる~」、noの時は「プリばつ~」と言うほどの徹底ぶり。
楽しそうで何よりです。
寝転がって駄々をこねる
イヤイヤ期を抜けてきたかんじがあるけれど、たまにスイッチが入って寝転がって泣いて激怒。
外にいるときは頑張ってくれる分、家ではハイパー甘えんぼう。
基本的に私のいるときしかそんな感じにならないので「安心して甘えられるのは喜ばしい」と思うようにしている。
夕方で疲れていたりお腹が空いているとイヤイヤスイッチが入りやすいんだよね~。
先日も頑張りつかれた果てに、久々に床に転がって駄々をこねていました……。
そんな姿がカワイイ。
幼児の実態を知らなかった子供の頃の私は「クレヨンしんちゃんは何か育てられ方が変なのか」と思っていた。
あの癇癪は「イヤイヤ期であり成長に大事な時期」と知ってからは、「しつけとかいうレベルの話じゃない」と心から理解できるようになった。
(しんちゃんは5歳なのでイヤイヤ期とはまた違うのかもしれないですが。)
幼児のちょっと困る部分の詰め合わせ=しんのすけ?
駄々をこねたり、してほしくないことに限ってしてきたり、子供ごとに差はあるとはいえ基本的には自由奔放な幼児たち。
親からしたらちょっと困ってしまったり手を焼いてしまう子供の部分。
それをたくさん集めて一人の子供にしたらしんちゃんみたいになるのかな。
日常のなかの子供の実態を知らない人ほど、街で見かける親子の一場面に対し悪気もなく「あの子はしつけられていない」と思ってしまうでしょう。
それくらい、子供のパワーはすさまじい。
そのすさまじいパワーをコントロールする術を経験の中で学び、少しずつルールを守れるようになっていく。
子供の内面の成長のすごさを毎日目の当たりにしています。
いつ頃「しんちゃんそっくり」を卒業するのかな?
家の中で自由に自分のやりたいことを表現してくれているのは嬉しいです。
特に注意はしてないけれど、しんちゃん的言動は外では恥ずかしいのかやりません。
ワガママやいたずら、プリプリは家の中と本人が決めているのかな?
気付けばあっという間にお姉さんになってしまうだろうし、この「クレヨンしんちゃん的な様子」も唐突に卒業したりして。
今は一緒にぷりぷりして遊び倒したい。
(アプちゃんの勢いに負けて私もぷりぷり教に入信しました笑)
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